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『※ただし探偵は魔女であるものとする』感想:ラノベ作家志望者の読書感想文

感想文
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はじめに 

 どうもみなさん、馬系ラノベ作家志望者の抑止旗ベルです。

 みなさんは覚えていらっしゃるでしょうか。かつて抑止旗が『ぶんぶんスクーター』と名乗っていた頃、第13回集英社ライトノベル新人賞のIP(アイデア・プロローグ)部門で奇跡的に一次選考を突破したことを……!(そして当然のように二次で落ちたんですけど(´;ω;`)

 というわけで今回は、そんな第13回集英社ライトノベル新人賞IP部門で見事受賞を果たした一作をご紹介したいと思います。

 かつての抑止旗を破り受賞した作品の名は――『※ただし探偵は魔女であるものとする』です。

 


 期待の新人、ぷれいず・ぽぽん先生の作品である本作。抑止旗もラノベ作家志望者として見逃すわけにはいきません。

 では早速、レビューをしていきましょう!!!!

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ストーリー

 やっぱりまずはストーリーから見ていかないとね!

 この『※ただし探偵は魔女であるものとする』は、記憶喪失の主人公がとあるメモに導かれヒロインの元を訪れるシーンから始まります。

 そこで、主人公の名前が事件に巻き込まれ死んだはずの人物と同名であると分かる――というところから掴みとしてはバッチリですよね。

 そのために主人公がヒロインと協力し事件の真相を追うことになるという流れもスムーズです。

 各章では『探偵』と呼ばれる異能力者たちとバトルを繰り広げていくことになるのですが、ヒロインが時間遡行能力を持っているため最終的に主人公が勝つと分かってはいても、それぞれのシーンに見せ場があり良かったです。

 そしてラスト、ついに主人公の異能が明かされるシーンは熱かったですね! さらにヒロインと共闘し最後の敵を追い詰めていく展開は少年漫画を思わせる面白さでした。

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キャラクター

 ツンデレ銀髪のメインヒロイン、玖条凛音

 活発なJK衣坂灯華

 巨乳のメイドリリス・カレンデュラ

 怪しい美女ヘルアイラ・サニーフレア

 キャラクターの個性はそれぞれ分かりやすかったように思います。しかしそれゆえテンプレ感はあったかも。あと、怪しい美女ってそれもうお前……。

 しかし、メインヒロインである玖条と主人公の間に隠された関係性や、推理モノに欠かせない徐々に真犯人へと迫っていく緊迫感は非常に分かりやすく描写されていたので個人的には非常に良かったです。

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読みやすさ

 読みやすさに関しては抜群でした。ところどころ挟まる会話劇がセンス良くて読みやすかったですね。

 ヒロインたちの言動に対する主人公のツッコミも切れ味が良かったように思います。

 そうしたリーダビリティの高さもあり、本作は350p近くあってライトノベルにしては結構ボリュームある方かなと思うんですけど、あっさり読み終えられた感覚です。

 気に入ったギャグは主人公がヒロインに踏まれるシーンで、「つい手が出たわ」からの「足が突き刺さってるんだが!?」というくだりですね。抑止旗もいつか使いたいなあ。

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独自性

 第13回集英社ライトノベル新人賞のIP部門において受賞を果たした本作ですが、独自性と言えばやはり導入部分が魅力的であるという点が大きいんじゃないでしょうか。

 上記新人賞において、導入部分を描く上で特に重要だとされているのが以下の5点です。

1.どんなヤツか、わかる。
2.どんな世界か、わかる。
3.どんなことをしたいのか、わかる。
4.どんな味方がいて、どんな敵(障害)が立ち塞がるのか、わかる。
5.どんな話か、今後の展開が、わかる

 本作が受賞した背景には、これらを十分に満たしているという事実があるのは間違いないでしょう。

 また、物語の「濃密さ」も本作における独自性のひとつと言えるでしょう。

 作者のあとがきからも分かる通り作中に登場する一つ一つのネーミングにも理由があり、例えば主人公たちの仲間になる登場人物の名前には「遡る」という要素が入っているなど、こうしたこだわりの積み重ねが本作の濃密さを生み出しているのかと思います。

 これら「導入部分の魅力」、「濃密さ」の2点が本作の独自性と言えるでしょう。

 個人的な意見ですけど。

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まとめ

 まとめです。

 ここまでレビューしてきました『※ただし探偵は魔女であるものとする』という作品ですが、総じて、ストーリーやキャラクター、リーダビリティなどの各要素が高い水準にあり、読後の充実感が高いおススメの一作となっていました。

 ここからは余談ですが、『※ただし探偵は魔女であるものとする』が受賞した回で一次選考を突破した抑止旗の応募作も探偵モノでした。

 ちょうどその頃、ライトノベル新人賞界隈では『探偵はもう死んでいる』をはじめとする推理モノが流行っており、そこに便乗しようと考えていたわけですね。


 で、真面目に考えた推理モノが『自称名探偵の幼馴染と助手の僕』という短編だったんですけど……。

自称名探偵の幼馴染と助手の僕
ミステリー サスペンス 美少女

 よく考えたら推理モノが流行っているわけではなく、『探偵はもう死んでいる』からも分かる通り異能バトルミステリものが流行っていたわけで……。

 自分の誤りに気づかされるとともに、答えを出されたような形でしたね、この『※ただし探偵は魔女であるものとする』は。

 僕も異能バトルミステリものを書いておけば、あるいは……(叶わぬ願い)。

 とにかく、『※ただし探偵は魔女であるものとする』、おススメですので是非ご覧ください!!!!


 以上、抑止旗ベルでした。

 ほなまた……(抑止旗、原付に乗って去る)。

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