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はじめに
どうもみなさん、馬系ラノベ作家志望者の抑止旗ベルです。
今回、ついにあの名作を入手しましたのでレビューの方をしていきたいと思います。
2024年夏アニメの覇権と言っても過言ではない名作―――そう、『負けヒロインが多すぎる!』です。
雨森たきび先生の作品で、第15回小学館ライトノベル新人賞の受賞作でもある本作。抑止旗もラノベ作家志望者として見逃すわけにはいきません。
では早速、レビューをしていきましょう!!!!
ストーリー
やっぱりまずはストーリーから見ていかないとね!
この『負けヒロインが多すぎる!』という作品は4話構成になっているんですが、それぞれのストーリーで一人ずつヒロインがフラれていくんです。
なので、だいたい2話目の中盤くらいになると「ああ次、このヒロインがフラれるんだな」というのが分かっちゃうんですよね。
ただ、先が読めるからといってつまらないのかと言うとそうではなく、むしろそこに天丼的な面白さがあって、飽きることなく最後まで読めました。
それから、それぞれのエピソードにおけるヒロインたちの心情描写が鮮明だったので、物語への没入感も高かったです。
もちろん主人公(温水和彦())の一人称視点で描かれた一作ですので、ヒロインたちの心情が直接的に表現されることはなかったのですが、それでもなおヒロインたちの行動や表情の描写を駆使し彼女らの心情を読者に分からせるという表現力には脱帽ですね。
キャラクター
この作品には4人のヒロインが出てくるんですが、その誰もが魅力的に描かれていました。
例えば、メインヒロインの八奈見杏菜(やなみ あんな)は食いしん坊で屈託なく、しかし普段は陽キャな美少女で、サブヒロインの焼塩檸檬()は陸上部のエースで健康的な体育会系美少女―――あっ、クソ、美少女しかいねえじゃねえか! 社交性のない根暗な主人公が美少女に囲まれてチヤホヤされるなんて、フィクションでしかありえねえんだよ! 俺は知ってんだよ! そんな現実味の無い展開見せられたって騙されねえぞ俺は!―――という捻くれたクソのようなラノベ読者である抑止旗が一番ハマったのが、小鞠知花()ちゃん!
カルキ臭の強い水道水を愛飲し昼休みは便所飯という小柄でキュートなこのヒロインですが、抑止旗も似たような経験をしてきただけに感情移入してしまいました。コミュ障なのに主人公のことを陰で支えてくれるのもナイスですね。
この、属性の異なるヒロインをまんべんなく配置して読者を逃がさなくしている辺り、上手いですよね。ぜひ抑止旗も見習わなければ。
ま、抑止旗に一番刺さったのは主人公の妹である温水佳樹()ちゃん(中2)なんですけど―――あっ、警察呼ばないでください!! お願いですから!!!!!
兄に友達が出来たからと赤飯を炊いて配るシーンはフィクションが効いてて良かったですね(`・ω・´)b
やっぱり妹キャラだな。うん。妹萌えが分からない人は『CLANNAD』の風子回と『AIR』の美凪回、それから『俺妹』1期をローテーションかつエンドレスで見て妹萌えを学んでください。
抑止旗がどれだけ妹キャラを愛しているかは、カクヨムに投稿しているラブコメ2作にいずれも妹が登場していることから分かるでしょう。
まあ抑止旗、妹いないんですけどね。
話が逸れました。『負けヒロインが多すぎる!』のレビューに戻りましょう。
読みやすさ
最後までテンポよく読み終わりました。ところどころ挟まれるギャグも良かったですね。
特に3話目あたりからは明らかにノってるなって感じが伝わってきました。ギャグもキレキレでしたし、描写の丁寧さが段違いだったように思えます。
3話目は小鞠ちゃん回だったし。
そしてやはり、1~3話をかけて主人公とヒロインの関係性が丁寧に描かれた跡、4話で大オチがやってくるという構成の巧みさを感じましたね。
もう少し具体的に言うと、主人公とヒロインが○○なんじゃないと読者に匂わせておいて、結局最後は主人公も○○れるという―――さすがにオチのネタバレはできませんので、ぜひ『負けヒロインは多すぎる!』第1巻を購入して抑止旗の言わんとするところを見つけてみてください。
独自性・インパクト
この作品の独自性といえば、やはり『負けヒロイン』というテーマでしょう。
ヒロインレースに負けたヒロイン(男の取り合いに負けたヒロイン)を前面に押し出した作品というのは、未だ無かったはずです。
ラノベ作家志望者としての目線から見ると、そうした『負けヒロイン』を前面に出すことで、フラれて傷ついたヒロインを主人公が救済するという構図が作りやすくなるな、と思いました。
言葉を選ばずに言えば、ラブコメにしてもなろう系にしても学園異能バトルにしても、結局のところ主人公が本来(現実なら)相手にされないような女の子に対して優位に立てる、マウントが取れるという関係性こそ読者に求められていると抑止旗は考えているんです。
『負けヒロイン』をテーマにすると、ヒロインがフラれた状態、いうなればヒロイン側の地位が下がった状態が作りやすく、自然と主人公優位な構図や関係性になっていくよな、と思いました。
具体的に言えば、本来陽キャでクラスカースト上位のメインヒロイン、八奈見がフラれたことをきっかけに主人公と関わるようになったとかね。
しかし、そうした斜に構えたような見方をしていたせいで、4話で「おっ、これは……」と思わされましたね。そこまで含めて上手い構成だったと感じます。
まとめ
まとめです。
総じて、『負けヒロインが多すぎる!』は、『負けヒロイン』という独特なテーマを前面に押し出した構成、丁寧なキャラクター描写、そして軽快な文体が魅力でした。ラブコメディの新たな視点を提供する作品として、一読の価値があります。ぜひ一度ご覧ください。
アニメも忘れずに見てくれよな!!!!!
以上、抑止旗ベルでした。
ほなまた……(抑止旗、原付に乗って去る)。
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