結論
どうも、ラノベ作家志望者の抑止旗ベル(以下、抑止旗)です。
今回は「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」の分析および傾向と対策についてお伝えします。
(募集要項等は下記公式サイトから!)
このブログをご覧になっているということは、恐らくあなたもライトノベル作家志望者、もしくは私、抑止旗ベルの熱烈なファンの方なのでしょう。
後者の方はとりあえず放っておくとして(すみません。いつも応援ありがとうございます。)、前者の皆様ならば一度は思ったことがあるはずです。
あー、新人賞に応募する原稿書くの面倒くせえなぁー……って!!!!
んああー、仰らないで(コマンドー)。
お気持ちはよく分かります。
ライトノベル作家を目指す皆様はきっと、毎日毎日唸りながら文書作成ソフトに向かって、画面に表示された白紙が永遠に埋まらない経験をされていることでしょう。
抑止旗も同じです。唸りながら画面を見つめ、気が付けばTwitterをやって一日が終わり絶望と共に就寝しています。そして翌日、また同じ過ちを繰り返すのです。
それも仕方ないでしょう。何時間もかけて10万字の文章を書き上げ、新人賞が開催されるたびにそんな途方もない作業を繰り返すなんて、普通ならとても耐えられないでしょう。途中で面倒になるのも当たり前です。
そして、そんな皆様はきっと思うでしょう。
冒頭だけちゃちゃっと書いて応募できる新人賞とかねえかなぁ~って!!!
そんな都合の良い新人賞が―――――ありました。
それがこの「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」です。
文庫見開き20ページ(完・未完問わず)以内の原稿を募集しているこの新人賞は、タイムパフォーマンスを求められがちな現代ラノベ作家志望者のためにあると言っても過言ではないでしょう。
というわけで、今回は「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」の分析を行っていきます。
では早速、結論から申し上げましょう。
集英社ライトノベル新人賞IP部門は異世界ファンタジーか現代異能バトルを応募しろ!!!!!
……はい。
世界観やジャンルの観点から言うと、このような結論になります。
では、その理由について、抑止旗が「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」過去2年分のデータを基に傾向を分析した結果をお伝えしましょう。
基礎データ
今回は、2022年から2023年にかけて行われた集英社ライトノベル新人賞のIP部門における受賞作についてデータを集めました。
2022年に始まったばかりの部門ですので、受賞作は5作にとどまっています。

受賞作それぞれを世界観、作品の舞台、ジャンル、主人公の性別、年齢の要素で分析していったものです。
まあ、例によって見づらいですよね。
というわけで、上記リストのうちジャンルや世界観の部分にあたる要素について、データを円グラフにしてみました。
ジャンル・世界観の内訳

受賞作をジャンルで分類すると、「ファンタジー」と「異能バトル」の2種類になりました。

世界観で分類すると、「中世」が6割、「現代」が4割でした。
ちなみに「中世」の世界観を持つ作品はどれも「ファンタジー」に分類され、「現代」の世界観を持つ作品は「異能バトル」に分類されます。
上記2種類のデータを総括すると、受賞作のうち「中世異世界ファンタジー」が6割、「現代異能バトル」が4割という結果になる、ということです。
ポイント
この辺りで皆様、思ったことでしょう。
受賞作はまだ5作しかないのに、それをジャンル分けしてどうするの? ……と!
確かに5作品だけでは、この新人賞の傾向はこうですと断言するにはデータに乏しすぎますよね。
そんな皆様のために、この「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」で審査員を務められている新木伸先生が仰った、受賞するための最低条件となる5要素をご紹介しましょう。
1.どんなヤツか、わかる。
(第13回集英社ライトノベル新人賞IP部門 最終選考委員講評より(https://dash.shueisha.co.jp/award/successive/dx13thAward/ip_01_result_comment.php))
2.どんな世界か、わかる。
3.どんなことをしたいのか、わかる。
4.どんな味方がいて、どんな敵(障害)が立ち塞がるのか、わかる。
5.どんな話か、今後の展開が、わかる。
つまり、冒頭の20ページの中にこれだけの要素を詰め込まなければならないというわけです。
主人公はどんなキャラなの? そのキャラはどんな世界に生きてるの? そのキャラの目的は? 見方は? 敵は? それからどうなるの?
これらの問いによどみなく応えられるような冒頭が書ければ、受賞するための最低条件はクリアするわけです(受賞するとは言ってない)。
抑止旗ベルの応募作
ちなみに。
抑止旗もこの「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」に2作ほど応募しています。
「パチンコで負ける。そして美少女を拾う。」
https://ncode.syosetu.com/n2722jo/
パチカスのダメ人間がアパート前で倒れている美少女を助け看病するのだが、実はその美少女が財産争いから逃れてきた大財閥の令嬢で―――!? というラブコメでした。
中高生の少年少女に読ませるのにパチカスが主人公ってのはねえ……(´;ω;`)
面白いと思ったのは作者だけという典型的なパターンだと思います。反省ですね。
「自称名探偵の幼馴染と助手の僕」
https://ncode.syosetu.com/n0595kd/
名探偵に憧れる幼馴染(美少女)のために陰から事件を解決しつづけてきた主人公。しかしあるとき二人は殺人事件に巻き込まれてしまい、幼馴染が容疑者となってしまう。真犯人を見つけ出し、彼女の無実を晴らすことができるのか――!? というミステリー。
真面目に考えすぎて面白味が薄れたなあという感じですね。
まあ、どっちも受賞はしませんでしたけど(爆)。
次回、頑張ります。
まとめ
というわけで、今回は「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」の分析を行ってみました。
冒頭20ページだけで受賞が決まるという少し異質な新人賞ですが、。
過去の受賞作は中世異世界ファンタジーと現代異能バトルに偏っており、ラブコメや恋愛系は受賞しづらい傾向にあります。
また、先述した受賞するための最低条件を踏まえると、そうした条件を満たしやすいジャンルが中世異世界ファンタジーや現代異能バトルということなのかもしれません。
確かに、徐々に関係性が進展する様子を楽しむタイプのラブコメなんかは冒頭20ページだけでは面白さが伝わりにくいかもしれません。
本ブログでは「集英社ライトノベル新人賞 IP部門」受賞作のレビューも行っていますので、参考までにぜひご覧ください↓↓

さて、というわけで皆さんもぜひ集英社ライトノベル新人賞IP部門に挑戦してみてください。
それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。
ぶーん(抑止旗、走り去る)。
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