はじめに
どうも、ラノベ作家志望者ぶんぶんスクーターです。
早速ですがみなさん、プロットの作り方、悩んでませんか!?
今回は「プロットの作り方」について、ぶんぶんスクーターが普段行っている方法をお伝えしたいと思います。
プロットというと敷居が高いように思えますが、要はあらすじですね。
例えばラブコメだと、まずどんな登場人物が出てくるかをぼんやり考えて、それから主人公がヒロインに会って、デートとかのイベントが起こって、ラストはこうなる―――みたいなことを考えるのが「プロットを作る」ということです。極論ですけど。
このプロットなんですけど、プロのラノベ作家の方でも作る方と作らない方がいらっしゃると聞いています。
プロットはとりあえず作っておく派のぶんぶんスクーター(以下ぶんスク)としては、プロットを作らない方というのは、ノリとテンションで一作書き切る特異な才能を持った方なのだという認識です。
くそー、才能あって羨ましいなあ(嫉妬)。
プロットの作り方
閑話休題。
本題に戻りましょう。
ぶんスクはプロットを作る際、まずキャラクターを考えます。
そして、ストーリーの「初め」と「終わり」を考えるようにしています。
それから、どうすれば「初め」が「終わり」に辿り着くかを後から考えます。
この時、ある程度ストーリーを起承転結(あるいは序盤・中盤・終盤)で区切っておきます。
最後に起承転結に分けたストーリーについて、詳細をそれぞれ書き加えて完成です。
図にするとこんな感じです↓
とはいえ、このように文字で表現しても読者の皆さまには伝わりにくいでしょう。
というわけで、参考にぶんスクが作成したプロットを記載しておきます。
今回のプロットはこんな感じで考えていました。↓
とまあ、こんな感じです。
なんとなくイメージは掴めてきましたよね(押し付け)。
では早速、上記の妄想もとい構想を基に作られた詳細なプロット例をご覧ください↓
プロット例(作・ぶんぶんスクーター)
タイトル『小さい頃一緒に遊んでいたあの子たちが成長してハーフ美少女姉妹になっていた件
~えっ、今日から同棲生活なんですか!?~』
☆キャラクター(登場人物)
・主人公
小学生まではクラスの中心人物だったが高校生となった今はクラスの端っこで大人しくしているタイプとなった。
・ヒロイン① 金髪ツインテールのハーフ美少女
金髪のツインテールはツンデレと古事記にも書いてある。
・ヒロイン② 銀髪ショートヘアのハーフ美少女
銀髪ショートヘアはクーデレだと日本書紀にも書いてある。
その他
・主人公の友人A、B
・ヒロインたちの友人で陽キャの女子A、B
・茂手杉先輩
☆プロット
『同居編』
序盤:海外で働いている両親からメールが来て、ホームステイのために二人のハーフがやってくることを告げられる。主人公は小さい頃その二人と遊んだことが合って、二人を男の兄弟だと思っている。そのとき、玄関のチャイムが鳴る。ドアを開けると、双子の姉妹がいるのだった。主人公は兄弟だと思っていた二人が、実は超絶美少女姉妹だったのだと気づかされる。
中盤:主人公は困る。部屋決めをする。無事部屋も決まり、やれやれと思う主人公のところに、ヒロインたちが色々とトラブルを抱えてやってくる。(ウォシュレットが止まらなくなったとか、シャワーの使い方が分からないとか)
終盤:疲れた主人公は寝る。が、ヒロインたちが夜な夜な主人公の部屋にやって来て、気が付けば三人同じベッドで寝ていたのだった。ちゃんちゃん。
『登校編(学校編)』
序盤:同じ学校へ通うことになった主人公とヒロインたち。美少女二人に囲まれ、朝から悪目立ちして仕方ない主人公。主人公の様子を見て唖然とする友人たち。
そんなとき、学校一のイケメンと呼ばれる茂手杉先輩が現れる。茂手杉先輩はハーフ姉妹を口説くが、主人公の方が好きだからと言われ玉砕する。
中盤:ハーフ姉妹は主人公と同じクラスに配属されている。クーデレ妹の方が主人公の隣の席を獲得するのだが、主人公の前の席になったツンデレ姉は主人公の気を引きたいあまり授業中わざと物を落とすなど、色々なイベントが起こる。
終盤:昼休み、ハーフ姉妹を一目見ようと見物客たちがやってくる。主人公は友人たちに拉致られ尋問される。理由を話しても友人たちは納得してくれない。そんなとき、ハーフ姉妹が主人公をランチに誘いに来る。姉妹は主人公のために弁当を作って来ていて、主人公を誘って三人でランチをすることになる。
そんなこんなで一日が終わり疲れ果てる主人公だったが、姉妹から「主人公のおかげで一日楽しかった」と言われ、満足するのだった。
『夏休み突入編』
序盤:ハーフ姉妹がやってきて数日が経った。ハーフ姉妹はクラスに馴染み、もはや中心人物になりつつあった。セミが鳴きはじめ、暑苦しい中、1学期が終わる。
中盤:1学期が終わったので、クラスの上位グループはカラオケに行こうとする。当然ハーフ姉妹もカラオケに誘われるのだが、一方で主人公は友人たちと下校する。
友人たちと別れ、ひとり家までの道を歩く主人公のところへ、ハーフ姉妹たちが現れる。彼女たちはカラオケを断り、主人公のために戻ってきたのだった。
終盤:三人はラーメンを食べに行く(?)。帰り道、季節外れのホタルを見つける。喜ぶ二人を見て満足する主人公。夜空には夏の大三角形が出ていて、あれがデネブアルタイルベガだぞ。
『プール編』
序盤:夏休みの宿題に追われる三人。ツンデレ姉が、ご褒美がないとやる気が出ないと言い出す。そのとき、テレビCMでプールの宣伝が流れる。場所は奇遇にも近所。三人は宿題を終わらせ、プールへ向かうことになる。
中盤:プールへ行く三人。ハーフ姉妹の水着がすごい。プールは大勢の客でにぎわっており、三人はバラバラになってしまう。二人を探す主人公は、不良に絡まれるハーフ妹を見つける。ハーフ妹は無視を貫いていたが、不良たちに無理やり連れて行かれそうになる。主人公はハーフ妹を庇うも、逆に相手を怒らせてしまう。ヤバイと思ったとき、ハーフ姉が戻って来て米軍仕込みのCQCで不良を蹴散らす。
終盤:色々あって家に帰ってくる三人。ハーフ妹は主人公にベタ惚れしている。
『夏祭り・花火編』
序盤:主人公は友人たちから夏祭りに誘われる。ハーフ姉妹に伝えると、二人も行きたいというので一緒に行くことになる。
中盤:ハーフ姉妹は浴衣に着替える。三人は主人公の友人たちと合流し、夏祭りへ。夏祭り会場ではヒロインたちの友人とも会う。途中、ツンデレ姉が妹のためにわたあめを買ってきてあげると別行動をとる。しかし姉はいつまで経っても戻ってこず、主人公は彼女を探しに行き、神社の端でうずくまるツンデレ姉を見つける。実は、下駄の鼻緒が千切れたうえに足を挫いて動けなくなっていたのだった。
終盤:主人公はツンデレ姉を背負い、みんなのところへ戻ろうとする。途中、花火が上がる。ようやく花火が終わったころ、主人公たちは友人たちと合流する。
『帰国編』
序盤: 姉妹は、父親の会社が倒産したとか何かで突然帰国しなければならなくなる。
中盤:最後の夜、姉妹はそれぞれ主人公へ思いを告げに来る。悩む主人公。
終盤:空港で二人を見つけ、お前たちが好きだと告げる主人公。主人公へ駆け寄る姉妹。そのとき姉妹の母親から連絡があり、父親の会社は業績がV字回復したから帰国しなくて良いと言われる。
ラスト:姉妹と主人公の毎日はこれからも続くのだった。めでたしめでたし。
おわりに
……はい。
まあ、こんなもんです。
これでプロットの作り方は完璧ですね!
最初の内は、アイデアを数行メモしておく程度で良いと思います。
それから、そのメモにどんどんネタを付け足していけばいいんです。
そうすればプロットの完成です。
それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。
ぶーん(ぶんスク、走り去る)。
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