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過去3年分を解析! 「ファンタジア大賞」傾向と対策:ラノベ作家志望者による新人賞分析

新人賞分析
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結論

 どうも、ラノベ作家志望者ぶんぶんスクーター(以下ぶんスク)です。

 今回は「ファンタジア大賞」の分析および傾向と対策についてお伝えします。

 早速結論から。

 ファンタジア大賞は現代ラブコメか異世界ファンタジーを応募しろ!!!!!

 ……はい。

 では、その理由についてお伝えしましょう。

受賞作の傾向と対策

 今回ぶんスクは、第34回から第36回(2021年~2023年)のファンタジア大賞受賞作のうち、既に出版されているものについてデータを集めました。(2024年8月現在)

 それを一覧にしたのが下記の図です。

 まあ、見辛いですよね。

 ですので受賞作の要素のうち、ジャンルの部分だけを円グラフにしてみました。

 はい。

 今回データを集めた全13作品のうち、ラブコメが38%(5作品)、ファンタジーが31%(4作品)という結果でした。

 というわけでファンタジア大賞の受賞を目指す皆さんは、ラブコメかファンタジーを応募した方が有利かと思います。

 反対に、泣けるライト文芸的な作品は過去3年で受賞していませんでした。

 泣けるライト文芸――極端に言えば、ヒロインの余命があと半年で、必ず別れが来る恋をしてしまう――的なやつですね。

 ファンタジア大賞を受賞したいなら、ベタベタに甘いラブコメか、もしくは爽やかな青春系のラブコメがおすすめかと思います。

 ちなみにですが、傾向を見る限りではラブコメなら高校生を主人公にした青春ラブコメ系(主人公がヒロインのために絵画を描いている、ヒロインと二人で漫才を始める等)のものとベタ甘ラブコメ系(ヒロインが寝かしつけてくれる、ヒロインがスマホの擬人化等)で概ね二分されているようでした。

 ただ、直近2年くらいのラブコメ系受賞作を見る限りではベタ甘系に軍配が上がるかな、という印象です。もちろん、この傾向をどう捉えるかは意見が分かれるでしょう。

 直近2年でベタ甘系が受賞しているのだから、当然ベタ甘系のラブコメを送るべきと考えるか、もしくは逆張りでそろそろ青春ラブコメ系が受賞するだろうと想定して青春ラブコメを応募するのか……。

 これがベタ甘系と青春系を毎年交互に受賞させている、とかなら分かりやすいんですが、やはり新人賞の受賞作というものはそのときの流行にある程度されるものでしょうから、あまり細かい部分についてははっきりしないのが正直なところです。

 どちらにせよ、過去3年の受賞作においてはラブコメ作品が40%を占めているというのは事実ですから、たとえば「悪役令嬢婚約破棄もの」とかを送ってもあまり受賞に期待は持てない、ということは傾向として言えると思います。

 また、ファンタジーについても軍人ものや転生ものなど種類は様々ですが、大きく分けるとヒロインとバディを組むタイプのものと、そうでないものが半々という印象です。

 だから何、と言われてしまえばそれまでかもしれません。

 そこでもう一つ情報を。

 ファンタジーのジャンルで受賞した4作品のうち、3作品の主人公が男性で、さらにそのうち2作品が大人でした。

 つまり、主人公が大人の男性であるファンタジーが受賞しやすい傾向にある―――と、ここ3年のデータでは言えますね。

 だんだん競馬の予想みたいになっちゃって来ていますが。

 過去3年で6枠に入った馬は3着以内に入ってきてないから馬券から外した方が良いですみたいな予想になっちゃってますが。

 とにかく、傾向としてはこのような感じです。参考になれば幸いです。

ぶんぶんスクーターの応募作

 さてここでぶんスクがファンタジア大賞に応募した作品をご紹介しましょう。

 前項でご説明した傾向から、第37回ファンタジア大賞へ向けて、ぶんスクはラブコメを応募しました。

 内容は―――そうですね、偏食な主人公のために美少女ヒロインがご飯を作ってくれるようなベタ甘系のラブコメです。

 具体的に細かなあらすじをお伝えするのも冗長ですので、タイトルだけ発表しましょう。

 【後輩美少女が「私を食べて」と迫ってくるんだが――――です。

 頑張って受賞するぞ!!!!!

まとめ

 というわけで、今回はファンタジア大賞の分析を行ってみました。

 今後また傾向が変わって異能バトル全盛期が来る可能性も否定はできませんが、とりあえず今は現代ラブコメファンタジーの二強というのが結論です。

 別の新人賞に出して落選しちゃったラブコメとファンタジー作品を改稿したんだけど、どこかに送るところはないかしらと悩んでいるあなたは、ぜひファンタジア大賞に応募してみてはいかがでしょうか。

 もちろんそうでない皆さんもぜひ、ファンタジア大賞に挑戦してみてください。

 それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。

 ぶーん(ぶんスク、走り去る)。


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