結論
どうも、ラノベ作家志望者の抑止旗ベル(以下、抑止旗)です。
今回は「GA文庫大賞」の分析および傾向と対策についてお伝えします。
(募集要項等は下記公式サイトから!)
早速結論から申し上げましょう。
GA文庫大賞はベーシックなラブコメか生死をかけた異能バトルを応募しろ!!!!!
……はい。
では、その理由について、抑止旗が「GA文庫大賞」過去3年分のデータを基に傾向を分析した結果をお伝えしましょう。
基礎データ
今回は、第14回から第16回(2021年~2023年)のGA文庫大賞受賞作についてデータを集めました。
それを一覧にしたのが下記の図です。
受賞作それぞれを世界観、作品の舞台、ジャンル、主人公の性別、年齢の要素で分析していったものです。
まあ、例によって見づらいですよね。
というわけで、上記リストのうちジャンルの部分にあたる要素について、データを円グラフにしてみました。
ジャンル内訳
基本的には異能バトルとラブコメが競っているような状況です。
過去3年の受賞作13作のうち、異能バトルとラブコメが共に4作ずつ受賞しており、それぞれ全体の27%を占めています。
そして、それらに続くのが恋愛ジャンルで全体の20%(3作)となっていますね。
つまり、ラブコメと恋愛で受賞作の半数近くを占めている、ということになります。
上記の事実を踏まえると、ラブコメや恋愛モノといった恋愛をモチーフにした作品が受賞しやすい傾向にあると言えます。
ちなみに、受賞作のうち異能バトルのジャンルに分類した4作は、どれも主人公がボディーガードだったり殺し屋だったり、殺人が絡むような内容になっているようでした。
もしGA文庫に異能バトルものを応募するのであれば、人の生死が関わってくるようなストーリーになっていると受賞する可能性が上がると言えるかもしれません。言い換えれば、異能バトルにはサスペンス的な面白さが求められているということにもなるでしょう。
かたや青春系の恋愛やラブコメ、かたら人の生死が関わる異能バトル―――ジャンルがかなり両極端になっているような印象を受けますが、逆に言えばそのようにして受賞作のつり合いを取っているということなのかもしれません。
抑止旗ベルの応募作
ここで抑止旗ベルがGA文庫大賞へ応募したものをご紹介しましょう。
「宮廷呪術師の事件簿(宮廷呪術師の成り上がり ~奴隷扱いの日々を送ってきましたが、下女として宮廷に売られたので呪術の力で成り上がります~ )」
奴隷のような扱いを受けていた主人公は王宮へ下女として売りに出されてしまうも、父から受け継いだ呪術の力で生き抜いていく、というストーリーです。
本作は第17回GA文庫大賞に応募したのですが、結果は言うまでもなく一次選考落選でした(´;ω;`)。
異世界恋愛ジャンルのいわゆる「ざまぁ系」を意識して書いた本作ですが、評価シートによると、「ざまぁ」をやりすぎると読者が主人公に共感できなくなってしまうというような指摘を受けてしまいました。
「ざまぁ」というものは過激であればあるほど良いですからね~(ミルク〇ーイ風)と思っていましたが、自然な流れでほどほどな仕返し、という程度が大切のかもしれません。それでストーリーが破綻したり設定が矛盾しても良くないですからね。
こういうことに気づけるのも、GA文庫大賞様は一次選考で落選した応募者にも評価シートを送ってくださるからですよね! 本当に感謝しています! だから次は受賞させてくださいお願いします!!!!
まとめ
というわけで、今回はGA文庫大賞の分析を行ってみました。
この3年間の受賞作ではラブコメと恋愛系が半数を占めている結果となっていますが、人の生死が関わるようなサスペンスチックな異能バトルも結果を出しているよ、というのが結論です。
反対に、抑止旗が応募したような異世界恋愛系は受賞する確率が低いかもしれません。
実際、抑止旗は当記事で紹介した異世界恋愛系の前にラブコメ系のものを応募したことがあるのですが、やはりラブコメ系の方が評価が高かったように感じました。まあ、こちらも一次選考で落選してしまったのですが(´;ω;`)。
とはいえ、先述したようにたとえ一次選考で落選したとしても評価シートを貰うことが出来ますので、受賞する可能性が低いジャンルの作品でも、その作品にどのような長所・短所があるのか知りたいと言う場合は、評価シート目当てで応募してみるのも個人的にはアリだと思います。
さて、というわけで皆さんもぜひGA文庫大賞に挑戦してみてください。
それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。
ぶーん(抑止旗、走り去る)。
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