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知らないままだと一生落ちる。ラノベ作家志望者が意識するべき“レーベル傾向”

ライトノベル
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はじめに

落ちました。
また落ちました。
何度目かも、もう正直よく分かりません。

ライトノベル新人賞に応募するたびに、「今回はいけるかもしれない」と思い、
結果発表の日にサイトを開いて、
自分の名前がどこにも載っていないことを確認して、
そっとブラウザを閉じる。
この作業を、何年も繰り返してきました。

努力が足りないのか。
才能がないのか。
それとも、そもそも戦う場所を間違えていたのか。

この記事は、ラノベ新人賞に落選し続けている僕が、
ようやく気づいてしまった「レーベル傾向」という現実を、
僕と同じように新人賞で結果が出せない方へ向けて書いたものです。

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新人賞において「レーベル傾向」が存在する理由


ライトノベル新人賞にレーベル傾向があるのは、編集部が「未来の商品」を探しているからです。

新人賞というと、「純粋に面白い作品を選ぶ場所」だと思っていました。
でも、何年も落ち続けて、募集要項や評価シートを読み返して、ようやく分かりました。
新人賞は作品コンテストであると同時に、「どのレーベルから、どう売るか」を前提にした企画選考でもあるんです。

例えば、どんなに面白くても「そのレーベルでは出しにくい作品」は、
編集部の会議で首を縦に振ってもらえません。
これは才能の否定ではなく、商品企画としての話です。
僕はそれを知らずに、「俺の作品が理解されない」と勝手に傷ついていました。

レーベル傾向は陰謀でも裏事情でもなく、
新人賞という仕組み上、必ず生まれる当然のものだったんです。

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すべてのレーベルに共通する評価軸

レーベルごとの違いより前に、すべての新人賞で共通して見られている評価軸があります。

正直、僕はずっと「ラブコメが強いレーベルはどこか」「異世界転生モノに力を入れているレーベルは?」など、作品のジャンルばかり気にしていました。

でも、それ以前の段階で落とされていた可能性に、最近ようやく気づきました。

各新人賞の募集要項を改めて読み直したところ、共通して見られているのは、

・主人公が何をしたいのか分かるか
・物語が1冊分として成立しているか
・最後までスラスラ読めるか


こういう、ものすごく基本的な部分のようです。
僕はテーマの奥深さや設定の細かさなどに注力していましたから、全く的外れだったというわけです。

レーベル傾向を語る前に、
新人賞受賞作として求められる最低ラインを超えているか
まずそこができていないと、話は始まらないんです。

つまり、先述した最低ラインを基準として減点方式で受賞作は選ばれているのではないか?

それが、僕がたどり着いた答えです。

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レーベルごとの違いは「禁止事項」の差


では、どういったときに減点されるのか。
それは、「編集部的に困る要素」が入ってしまったときではないでしょうか。

・説明が足りなすぎて読者を置き去りにする
・主人公
応援できない動機が不十分
・テーマが散らかっている

こうした要素は、どのレーベルでも嫌われますが、
特に強くマイナスになる部分はレーベルごとに微妙に違うように感じます。

例えば同じラブコメ作品だとしても、GA文庫大賞は王道ラブコメ、一方で小学館ライトノベル大賞は変則的なラブコメが受賞している傾向にある――受賞作を分析した結果、抑止旗はそう理解しました。



逆に言えば、奇を衒うような設定が含まれたラブコメに対し「読者に理解されにくい」として減点するレーベルもあれば、「新規性がある」として加点するレーベルもある、ということです。


「ウケるかどうか」を考える前に、
確実に嫌われる地雷を踏まない。
これだけでも、落選する確率は下がるのではないでしょうか。

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レーベル傾向で最も誤解されやすい点


また、「売れている作品を真似れば新人賞に通る」という考えは危険だと考えています。

もちろん僕はやりました。
流行っている作品を読んで、「これっぽいのを書こう」と思って、
結果、何の印象にも残らない原稿を量産しました。

考えてみれば当然のことですが、売れている作品は「すでに市場にある成功例」です。
新人賞が探しているのは、「これから出す新しい商品」。
似ているだけでは、評価する理由がありません。

新人賞では、「売れた作品との類似性」より「レーベルとして推せる作品」が求められていると思っておけば間違いないでしょう。

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自分の作品とレーベルの相性を確認する方法

では、そうしたレーベルとの相性はどのように行うべきか。その近道は、公式情報を確認することです。

僕はSNSやインターネット掲示板の情報を集めに集め新人賞対策を練って来たんですが、
「ここは異世界が強いらしい」「これはラブコメ向けらしい」という「らしい」情報ばかりしか集まりませんでした。

小学館ライトノベル大賞など、募集要項にどのような作品を求めているか明記されているような新人賞も多くありますので、公式の情報を確認すべきです。

そうした公式情報の中で見るべきなのは、

・募集要項
・直近数年の受賞作
・選評

この3つだけです。
そこに書いてある言葉は、ネット上に憶測だけで発信されている情報よりもよほど確実性が高いはずです。

……「憶測だけで発信されている情報」という言葉で僕のブログを連想しないでくださいね。お願いですから。

新人賞に作品を応募する前にこうした情報を確認しておくことで、レーベルが求めている作品と自分が書いたものとの間にズレが無いかを確かめることが出来ます。


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それでも結果が出ない人に共通するズレ

落ち続ける人は、作品に対する視点がズレているかもしれません。

これは自戒です。僕はずっと「自分が書きたいもの」を中心に考えていました。

新人賞は、読者と編集者のための場所です。自分の言いたいことを優先しすぎると、
「読みにくい」「分かりにくい」と判断
されます。

作品は自己表現ですが、
新人賞は他の応募者相手にした勝負だということを忘れてはいけません。

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まとめ:レーベル傾向に合わせるのは「迎合」ではなく「翻訳」

僕は長い間、レーベル傾向に合わせるのは「自分を曲げること」だと思っていました。

しかし実際は「迎合」のような行為ではなく、自分の作品を
「編集部に伝わる言葉」に翻訳する作業でした。

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おわりに

少なくともレーベル傾向については、
知っていれば避けられた失敗がたくさんありました。

この記事が僕と同じようにラノベ作家を志す誰かの無駄な落選を一つでも減らせたなら、
僕の長い落選歴にも、少しは意味があったのかもしれません。

それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。

パカラッパカラッ(抑止旗、走り去る)。

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