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過去5年分を解析! 「スニーカー大賞」傾向と対策:ラノベ作家志望者による新人賞分析

新人賞分析
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結論

 どうも、ラノベ作家志望者ぶんぶんスクーター(以下ぶんスク)です。

 今回は「スニーカー大賞」の分析および傾向と対策についてお伝えします。

 早速結論から。

 スニーカー大賞は萌え系のベタなラブコメかファンタジーを応募しろ!!!!!

 ……はい。

 これだけを言われてもよく分からないと思います。

 みなさんが少しでも受賞に近づくことが出来るよう、ぶんスクが解析した「スニーカー大賞」における傾向と対策のすべてをお伝えしましょう。

受賞作の傾向と対策

 今回ぶんスクは、第24回から第28回(2018年~2022年)のスニーカー大賞受賞作についてデータを集めました。

 それを一覧にしたのが下記の図です。

 受賞作それぞれを世界観やジャンルの要素で分析していったものです。

 まあ、見辛いですよね。

 ですので受賞作の要素のうち、ジャンルの部分だけをいつものとおり円グラフにしてみました。

 今回データを集めた14作品のうち、ラブコメが36%(5作品)、ファンタジーが36%(5作品)という結果でした。

 というわけでスニーカー大賞を目指す皆さんはラブコメファンタジーを応募した方が有利かと思います。

 ちなみにですが、ラブコメはリア充のヒロインから彼氏のふりをして欲しいと頼まれるとか、メンヘラ少女が通い妻としてやってくるとか、萌え系のベタなラブコメが多く受賞しているような気がします。

 たとえば、夏休み前に転校してきた物静かな美少女には心臓がなくて、その正体は地球外から迫りくる侵略者たちから僕らを守るために臓器を機械に置き換えて強化された人間兵器で、日に日に弱っていく美少女を救うために主人公は彼女を連れて地球の命運をかけた逃避行に打って出るのだった―――みたいなセカイ系ラブコメを書いても勝算は薄いということです。

 いやまあ、今更そんなゼロ年代セカイ系を応募するような人なんてぶんスクくらいなものだとは思いますが。そして実際に落選していますが。

 また、ファンタジーについては本格的なファンタジー系「小説家になろう」系のファンタジー(いわゆる俺tueee系)に要素が分かれているように見えますが、近年は本格的なファンタジーの方に軍配が挙がっているようです。

 それから、忘れてはいけないのが異能バトルの存在です。

 過去5年を通算すればラブコメとファンタジーの二強ではありますが、2022年開催の第27回スニーカー大賞では受賞した6作品のうち2作品が異能バトルのジャンルとなっています。

 もしかすると今後、異能バトル色の強い作品が受賞するということもあるかもしれません。

 もし異能バトルもののライトノベルを書いていて、応募先が無いという方はスニーカー大賞へ応募してみるのも選択肢としては十分にアリではないでしょうか。ぶんスクはそう思います。

ぶんぶんスクーターの応募作

 以上の傾向から、ぶんスクは第30回スニーカー大賞へ向けて、ぶんスクはラブコメを応募していました。

 内容は―――コンビニで支払いが出来ず困っている銀髪美少女の代わりにお金を払ってあげたらラブコメが幕を開けました的なやつです。

 タイトルを発表しましょう。

 【同じクラスの銀髪クーデレ美少女に金を貸したら――――です。

 まあ、一次選考で落選したけどねーっ!!!!!(やけくそ)

 カクヨムに投稿していますので、興味があればご覧ください。

第1話「雪、銀髪、コンビニにて」その① - 同じクラスの銀髪クーデレ美少女に金を貸したら(@bunbunscooter) - カクヨム
隠れスケベな銀髪美少女に金を貸したら、ラブコメが始まりました。

まとめ

 というわけで、今回はスニーカー大賞の分析を行ってみました。

 今後また傾向が変わって異能バトル全盛期が来る可能性も否定はできませんが、とりあえず今はラブコメとファンタジーの二強というのが結論です。

 また、近年ミステリー系の作品が入賞している点も少し気になります。(第27回スニーカー大賞銀賞受賞作、「僕らは『読み』を間違える」著:水鏡月聖先生)


 他レーベルではありますが、「探偵はもう死んでいる」を発端にミステリー系ラノベが流行している節もありますから、これからミステリー系の作品が受賞していくこともありえなくはないかな、と思っています。


 いやでも、スニーカー文庫からは最近「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」がヒットしていますから、やはりラブコメが強い時代はまだまだ続きそうです。


 さて、というわけで皆さんもぜひスニーカー大賞に挑戦してみてください。

 それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。

 ぶーん(ぶんスク、走り去る)。

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