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意識するのはたったのワンポイント! 「キャラクターの作り方①」:ラノベ作家志望者の創作論

創作論
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はじめに

 どうも、ラノベ新人賞40回以上落選中、ベテランのラノベ作家志望者ぶんぶんスクーター(以下ぶんスク)です。

 さて、プロットの作り方も分かった。執筆ペースの掴み方も分かった。

 しかし、今すぐにでもラノベを書きたいのに良い感じのキャラクターが思いつかない―――ラノベ作家志望者のみなさん、そんな悩みをお持ちではないですか?

 いくらストーリーが面白くても、面白みのない登場人物しか出て来なければ魅力も半減してしまいます。

 魅力のあるキャラクターをいっぱいだして盛り上がるお話を書きたい! きっとみなさん、そんな風にお考えのことでしょう。

 というわけで今回は、キャラクターの作り方について解説したいと思います。

結論

 では早速、結論から。

 キャラで悩んだ時は他のラノベやアニメから連れてくる!!!!!

 ……です。

 あ、いや、ちょっと待ってください。

 いきなりブラウザバックするのはやめてください。

 もうちょっとスクロールして読んでみてください。

 ぶんスクの真意を次項で詳しく解説していきます。

キャラを連れて来るって?

 みなさんにはきっと、人生のバイブルとも言えるようなラノベやアニメがあるでしょう。

 もちろん、お気に入りのキャラ(ヒロイン等)もいるはずです。

 そうしたキャラたちを色々な作品からピックアップし、自分が書くラノベに投影する――これがキャラを連れて来るということです。

 するとあら不思議、いつの間にかあなたのプロット内のキャラクター表は魅力的なキャラでいっぱいになっているでしょう。

 少し抽象的な話になってしまいましたね。

 では、具体的な例で説明していきます。

 まず、ぶんスクのお気に入りが下記の作品だったとしましょう。

・「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」

・「お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件」

・「化物語」

 「アーリャさん」からは幼馴染ヒロイン(?)の周防有希、「お隣の天使様」からはメインヒロインの藤宮 周、「化物語」からは戦場ヶ原ひたぎを連れて来るとすれば、他記事でお伝えした「プロットの作り方」内のプロット例(ぶんぶんスクーター作)に当てはめると、次のような書き方になると思います。

☆キャラクター(登場人物)

・主人公

・ヒロイン① 

 幼馴染のハイテンションヒロイン。年下。オタク趣味で、主人公を溺愛している。

・ヒロイン② 

 ツンデレ系のヒロイン。家事が得意で、主人公の世話を焼いてくれる。主人公を溺愛している。

・ヒロイン③ 

 クーデレ系のヒロイン。黒髪ロング。若干メンヘラが入っており、主人公を溺愛している。

 はい。

 多分、幼馴染に振り回される系の主人公がツンデレヒロインやクール美少女に翻弄されるようなラブコメが出来るんじゃないでしょうか。

 ほら、だんだんストーリーについてもイメージが湧いてきましたよね(威圧)。

 こんな感じで、キャラクターのアイデアに困ったときは自分の好きな作品を参考にしてみると道が開けるかもしれません。



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おわりに

 というわけで今回はキャラクターの作り方について解説しました。 

 「キャラで悩んだときは他のラノベやアニメから連れて来る」―――これで、キャラクターをどうやって考えればいいか悩んでしまってどん詰まりに陥り、もうラノベなんて書くのやめちゃおっかなあという風に落ち込んでしまった時も大丈夫ですね!

 ちなみに、これは僕が知り合いのラノベ作家である不可行ふかゆき先生(仮称)から聞いた話ですが、書籍化作業でイラストレーターさんにキャラのイメージをお伝えするための資料を作成する際、既存のキャラを参考例として挙げることもあるそうです。

 ですので、キャラクターを考える際に既存作品のキャラを備考として考えておくのは有効な手段だと思います。

 あとは、キャラクターの参考元が分かりすぎるほど露骨な参考・・をしないということが大事ですね。

 結局、キャラクターというのは要素のパターンを組み替えて作っていくものだとぶんスクは理解しています。

 要素というのは、例えばツンデレとか素直とか、性格が明るいとか暗いとか、黒髪ロングなのか茶髪のセミロングなのか金髪のショートヘアなのかとか……ですね。

 様々な作品を参考にすることでそうしたパターンを理解してしまえば、いつの間にか自然にキャラクターを生み出すことが出来るようになっているはずです。

 みなさんも魅力的なキャラがたくさん登場する作品を執筆し、ラノベ新人賞の受賞を目指してみてください。

 それではまた、ラノベ新人賞を受賞するその日まで。

 ぶーん(ぶんスク、走り去る)。

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